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第26回八ヶ岳フォトコンテスト
全国から117名、274点のご応募をいただき誠にありがとうございました。厳選なる審査の結果、以下の作品が入賞作品と決定いたしました。(敬称略)
【総評】
 年々科学技術が進化してゆく映像の分野において皆様の意識も変化し、より発展的になっているのですが、真の美の追求に心を燃やしたいものです。今年も寄せられた作品は変化に富む美しいものでしたが、特に自然という限りないテーマが題材ですので既存の表現にとらわれることのない意欲に富む制作を次回も期待します。

武藤 昭


茅野市観光連盟会長賞
「蓼科山夕照」

渡邊 源一

(福島県二本松市)

撮影地:赤岳
【評】
空の青さも金色の雲も蓼科山の紫色のシルエットも美しい。創られたかのような色彩の中に蓼科山の淡いシルエットを浮かばせた繊細な作品です。デジタルの時代になり、色がより強い調子に表現されがちな中で、現実と違うイメージを表現する面白さはありますが、繊細な自然の光を捉えるのは難しくなったともいえます。左右と天を少し切り下部の黒の部分を少なめにするとさらに淡い色彩がひきたつでしょう。

八ヶ岳観光協会会長賞
「樹氷暮色」

太田 秀男

(長野県駒ヶ根市)

撮影地:北横岳
【評】
夕映えの紅色が雪面を染めて見事です。横岳から赤岳、権現岳の姿、南アルプスのシルエットと実に良い。こんな時間に此処に居れば、大変な下山が想像されます。もう少し空と左側をカットしてバランスをとるともっと締まった画面になるでしょう。

茅野商工会議所会頭賞
「朝焼け」

福原 康太郎

(長野県茅野市)

撮影地:湖東
【評】
水面に広がる濃いガスと植物のシルエットが抜群なコントラストを創っています。その奥の金色の光が決定的な効果で舞台を構成し、更に空のドラマチックな色と広がりが重い山のシルエットをバランスして調子を整えています。八ヶ岳山麓での撮影の、タイミングとポイントのセレクトの重要さを改めて認識させる作品です。左と下を微妙に切って画面を引き締めれば、より良いでしょう。

小海町観光協会会長賞
「二段曙雲」

今井 幸雄

(大阪府高槻市)

撮影地:白駒池
【評】
白駒池の映像でこれ程幻想的なものを見たのは初めてです。美しくファンタジックです。中央のブルーの湖面の光も効果的で、珍しいタイミングをゲットしました。タテ位置やクローズアップ、さらなるワイドなど、様々な可能性を想像したくなるような一瞬の雲と光の現象をよく捕らえています。

佐久穂町観光協会会長賞
「緑のもみじの滝」

清水 国夫

(東京都東大和市)

撮影地:八千穂高原自然園
【評】
黒と緑と水流の白のバランスが美しいです。深い緑色と滝の白色が見事で、構図も安定していて見る方も安心して見られます。ただもう少しスローにして水流を美しく表現した方が良いと思います。

ラムダ賞
「静寂の空間」

谷本 修一

(埼玉県川口市)

撮影地:笹原溜池
【評】
湖面に滲む森が美しく、緑の深さが幻想の世界へと誘い込みます。中央の明るい草木が決定的ポイントだが、上の樹木の表情も美しいです。ひとつ考えられるのは、風を待って1/4から1/2のスローシャッターでこの画面を全く流動的世界にしたらどうでしょう。デジタル時代のアバンギャルドな世界として。

モンベル賞
「月沈み阿弥陀昇る」

牛田 光則

(東京都小金井市)

撮影地:二十三夜峰
【評】
デジタル時代のカメラの性能がここまで来てしまったという作品です。昔のカメラではこんな風に星は写りません。将に幻想の世界です。こういうイメージから人は新しい世界を創り出してゆくのでしょう。
現代科学が導くクリエイティブの予感です。

信濃毎日新聞社賞
「Autumn Wonderland」

丸橋 勇

(東京都北区)

撮影地:車沢大橋
【評】
背景の空、雲の白そして山並みのシルエットの美しさ、手前の紅葉の色とバランスが素晴らしい。ときに紅葉は、現実を疑うような色となることがありますが、まさに夢のような情景を表現しています。デジタル化により色彩表現が更に自由で豊かになっている中で、自然を切り取る作品の場合、表現者と受け手の感覚は注意したいものでしょう。

長野日報社賞
「南八ッの夜明け」

釆澤 和芳
(埼玉県飯能市)


撮影地:青年小屋
【評】
稜線の空気感と雲の色彩とシルエットの表現が美しい。こんな夜明けが見られたらさぞかし幸せであろうと想わせます。デジタル化により色彩表現が豊かになる中で、それを楽しむ事もクリエイティブな世界としておもしろくなります。空の華麗なる表現に対して下が重すぎるので、もう少し黒を切れば、さらに印象的なシーンになるでしょう。

茅野市民新聞社賞
「流響」

谷山 誠四郎

(兵庫県姫路市)

撮影地:横谷渓谷
【評】
全体のバランスが良く、手前の岩の赤さと暗黒の中の純白の流れの美しさは見事です。水の流れだけのカットで、渓谷の深さ、沢の流れの音までも表現できています。樹木や葉の表情が、もう少し捉えられれば、自然の息吹がより一層伝わるでしょう。

八ヶ岳特別賞

「桜の向こうに」
小澤 宏
(神奈川県小田原市)
撮影地:小淵沢

「秋から冬へ」
須藤 東二
(群馬県前橋市)
撮影地:堀

「朝光に染る銀嶺」
志村 勝
(山梨県山梨市)
撮影地:赤岳頂上

「八ヶ岳と祭り」
畠山 正
(茨城県日立市)
撮影地:茅野市

「花の贈り物」
清水 国夫
(東京都東大和市)
撮影地:八千穂高原自然園

「朝の静寂」
斎 哲雄
(東京都八王子市)
撮影地:御射鹿池

「暁に染まる」
斉藤 勝則
(静岡県富士市)
撮影地:赤岳頂上小屋

「秋彩の大同心」
長田 英夫
(長野県茅野市)
撮影地:行者小屋

「コマクサ」
野田 慶明
(福岡県大牟田市)
撮影地:硫黄岳

「孤高の秋」
小口 善三
(長野県岡谷市)
撮影地:立科町
【八ヶ岳特別賞 総評】
今年も色々な角度からの八ヶ岳を表現した優れた作品が数多くうまれて楽しく鑑賞させていただきました。花や昆虫のマクロな世界の美しき一瞬や、オーソドックスな山岳写真として四季の彩りを絶妙に捉えた作品、そして今年の御柱祭と八ヶ岳を表現したものなど。デジタルが増えてくる中で、フィルムに拘る作品や個性的なショットに期待するところです。

蓼科高原賞

「補植の頃」
森澤 宗彦
(静岡県島田市)
撮影地:八ヶ岳山麓

「ケルンを越えてあともう少し」
利根川 基幸
(神奈川県大和市)
撮影地:硫黄岳

「晩秋の王滝」
古田島 辰男
(長野県茅野市)
撮影地:横谷渓谷

「桜咲く聖光寺」
佐川 隆博
(長野県茅野市)
撮影地:聖光寺

「誰か支えて」
伊藤 光定
(長野県茅野市)
撮影地:ピラタス蓼科

「縄文の里」
佐藤 若雄
(長野県茅野市)
撮影地:縄文考古館

「錦秋の蓼科湖」
堀内 勇
(和歌山県橋本市)
撮影地:蓼科湖

「夕照 青年小屋」
米澤 和芳
(埼玉県飯能市)
撮影地:青年小屋

「黄金の波」
原 良子
(神奈川県大和市)
撮影地:八ヶ岳山麓

「朝もや晴れる」
岡田 泰文
(山梨県甲府市)
撮影地:縞枯山

「樹氷輝く」
岡田 泰文
(山梨県甲府市)
撮影地:縞枯山

「雲海の夢」
牛田 光則
(東京都小金井市)
撮影地:二十三夜峰

「春隣」
光飛田 悦子
(静岡県島田市)
撮影地:横谷温泉

「稜線に咲く」
野田 慶明
(福岡県大牟田市)
撮影地:硫黄岳

「もみじ橋からの景観」
曽布川 順子
(静岡県浜松市)
撮影地:八ヶ岳自然園

「のぼったぜぇー」
甲賀 伊元
(静岡県焼津市)
撮影地:赤岳

「横谷秋景」
谷平 久芳
(大阪府茨木市)
撮影地:横谷渓谷

「秋の渓谷」
村山 章
(神奈川県横須賀市)
撮影地:おしどり隠しの滝

「岳稜遠望」
谷本 修一
(埼玉県川口市)
撮影地:車山高原

「山里の桜雲」
関根 章夫
(東京都世田谷区)
撮影地:聖光寺
【蓼科高原賞 総評】
どれも蓼科の自然の四季折々の一瞬を美しくとらえたおおらかな作品が多く心温まりました。風景の中に人物を入れたり、石仏や湖面に映る山などクローズアップされた表現もあり、個性的な視点と瞬間が表現されてきたと思います。蓼科の魅力をより一層表現される作品を期待します。

過去のフォトコンテスト入賞作品
第27回 第26回 第25回 第24回 第23回 第22回 第21回 第20回 第19回 第18回
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