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2−A 北八ヶ岳縦走 |
ピラタス山頂駅−雨池峠−縞枯山−茶臼山−麦草峠−丸山−高見石−中山−中山峠−唐沢鉱泉 |
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約6時間40分 |
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1泊2日または2泊3日 |
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約600m(中山〜唐沢鉱泉) |
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6月〜10月 |
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雨池峠から中山峠までの縦走コース。連続する上り下りで脚力アップを図る。 |
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ピラタスロープウェイ山頂駅から右斜め前方に延びる木道を雨池峠に向かう。すぐに山麓駅方面と五辻方面への道を右に分け15分程行くと八丁平の草原に建つ縞枯山荘が現れる。さらに進めば雨池峠となり縦走路を合わせる。ここを右に折れ縞枯山へ向かう。標高差150m程の登りだ。樹林帯に続く段差の大きな急坂を登っていくと縞枯山の山頂に到着する。道は直角に曲がり、立ち枯れの多い平坦な尾根道を行く。再び直角に曲がり茶臼山との鞍部に下る。下ったところで五辻への道を分け、茶臼山へ登り返す。ここの山頂も樹林に囲まれているが、南西側の切り開きを5分ほど行くと展望台があり八ヶ岳を始め南・中央・北アルプスを望むことができる。また、縞枯山の縞枯現象がよく観察できるのでぜひ立ち寄りたい。縦走路に戻り麦草峠に向かう。標高差は250mある。下り始めは浮石の多い急坂でスリップや捻挫、落石などに注意する。道の傾斜が緩くなると今度は少し登り返し休憩に適した中小場となる。ここから再び下りとなり大石峠で五辻方面への道を分け緩やかに下っていくと茶水の池が現れすぐに国道299号が通る麦草峠に出る。国道を渡り50m程行くと麦草ヒュッテがある。左右に白駒池方面と狭霧苑地方面の道を分け標高差200mの丸山へ向け登っていく。草原の道はやがて木の根が張り出す歩きにくい道となるがこの付近の苔むす原生林も見ごたえがある。やがて丸山山頂に到着するがここも展望がない。高見石へ向かうと白駒池、渋の湯への道を次々と分け3分ほど行くと高見石小屋が現れる。山小屋の裏手の高見石からは白駒池を一望することができる。中山までの標高差は約250mあり岩ゴツの道が大部分を占める。傾斜は概ね緩やかだが山頂に近くなると少し急登になる。中山山頂は展望に優れ正面に天狗岳の双耳峰が大きく見え後方には越えてきた山々も望める。広い頂上なので道標を確認して中山峠に向かう。少し下るとニュウへの道を分け尾根道らしくなる。中山峠で縦走路と別れ黒百合平へ向かう。5分程で黒百合ヒュッテがある黒百合平に到着する。ここからは岩ゴツの道となり小1時間程で渋の湯と唐沢鉱泉の分岐が現れる。(路線バス利用であれば渋の湯へ下る)ここは渋の湯へ下るよりも標高差が少なく歩行時間も短い唐沢鉱泉へと向かう。岩塊の道はつづら折れの道へと変わり標高を下げていく。沢音が近くなれば唐沢鉱泉までもう少しだ。 |
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6月上旬頃まで場所によっては残雪があり10月下旬には降雪があります。積雪の恐れがあるときは軽アイゼンを携行してください。 |
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夏は落雷の恐れがあります。稜線上では雷を避けにくいので午後の行動は特に注意してください。 |
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アップダウンの続く縦走は体力に余裕のある前半でも歩行ペースを抑え、後半のために体力を温存することが大切です。また、下りでも急がないようにしましょう。 |
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縞枯山荘(山)、麦草ヒュッテ(麓)、高見石小屋(山)、黒百合ヒュッテ(山)、唐沢鉱泉(旅)
(旅は旅館及びロッヂ、麓は車が入る山小屋、山は山小屋) |
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