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2−B 天狗岳登頂と北八ヶ岳周遊
渋の湯−黒百合平−天狗岳−中山峠−ニュウ−白駒池−高見石−渋の湯
参考歩行時間 標準日程
約9時間 1泊2日または2泊3日
最大標高差 登山適期
  約800m(渋の湯〜天狗岳)   6月〜10月

コースの特徴
渋の湯から入山し標高2,646mの天狗岳で本格的な高山を体験。展望台のニュウでは北八ヶ岳の広さが感じられ白駒池や苔むす原生林を楽しみ渋の湯へ戻る周遊コース。

コースガイド
渋の湯バス停から渋川沿いに100mほど登ると小広場がありここで対岸に渡る。渡った所に分岐があり右手の黒百合平方面に向かう。(左手は高見石への道だが500mほど行った所にも黒百合平への分岐がある)つづら折れの登山道が原生林の急斜面に続く。体が温まるまではスローペースを保ち小休止をはさみながら登っていく。渋の湯からの別コースを合わせるとさらに急登となり厳しい登りが続く。傾斜が落ち着いてくると右手に八方台への道を分け、黒百合平方面に向かう。明るい樹林の尾根道は傾斜も緩やかで歩きやすい。やがて道は平坦になり僅かに下ると唐沢鉱泉からの道を合わせる。ここから登山道の様相は一変し沢床状の岩ゴツの道がしばらく続く。やがて黒百合ヒュッテが見え始め草原の黒百合平に到着する。天狗岳へはスリバチ池経由で登る。ヒュッテ前から岩塊の急坂をひと登りすると溶岩台地の一角に出る。ここから見る天狗岳の双耳峰とスリバチ池の景観はとても素晴らしい。スリバチ池を右から大きく回り込むように岩塊の道が続きそのまま東天狗岳へ登って行く。岩礫の道に変わり、高山帯の様相になると高山植物も多く見られるようになる。やがて中山峠からの道を合わせ鎖場や天狗の鼻の岩峰を巻いて少し行くと東天狗岳山頂に到着する。展望が素晴らしく南北八ヶ岳を始め中部山岳の山々や富士山までも望める。天狗岳の最高点は西天狗岳にあり片道20分程で行くことができる。また大休止をするなら西天狗岳山頂のほうが広くて落ち着ける。東天狗岳から中山峠に向かう。スリバチ池への道を左に分けやや広めの岩稜の道を転倒に注意しながら下っていく。樹林帯に入りしばらく行くと中山峠に着き右に下ればみどり池へ、左に行けば5分程で黒百合平に戻れる。ニュウへは中山方面に直進する。20分ほど登って行くとニュウへの分岐がありここを右手に進む。静かな原生林に続く道は概ね緩やかに下ってゆき小さく登り下りを繰り返すと白駒池方面への分岐が現れる。ここから岩場を僅かに登れば原生林に突き出したようなニュウの山頂に到達する。ここも展望に優れ原生林に覆われた北八ヶ岳を森林高地といった趣で見ることができポッカリと口を開けたような白駒池も印象的だ。少し遠のいた天狗岳、富士山や浅間山も望むことができる。分岐に戻り白駒池方面に向かう。少し行くと稲子湯方面の分岐がありここを左手に進む。苔むす原生林が素晴らしい所だが木の根が張り出す岩ゴツの道は非常に滑りやすくスリップや転倒に注意しながら下る。傾斜が緩くなると再び稲子湯への道が分かれここも左手に進む。初夏にはワタスゲが見られる小湿原を横切り僅かに登って下ると白駒池に到着する。左の白駒荘方面に進めば最短で高見石に登る南歩道があり右に進めば青苔荘を経て北歩道で高見石に登ることができる。時間はかかるが北歩道は傾斜が緩やかで歩きやすい。高見石小屋の脇から展望台の高見石に登る。高見石から見下ろす白駒池は北八ヶ岳を代表する景観といえる。高見石小屋に戻り丸山方面に3分ほど行くと左手に渋の湯への道が分かれる。原生林の中を下っていくとハイマツと岩塊の広がる賽の河原に出る。眺めの良い所だが足元に注意しながら下る。再び樹林帯に入り木橋を何度か渡りながら標高を下げていく。渋川左岸を緩やかに下っていくとスタート地点の渋の湯に戻る。

コースマップ

アドバイス
標高2,500m以上は森林限界となり強い風や陽射しを直接受けるようになります。急激な体温の変化には充分注意してください。
歩き難い岩ゴツや岩塊の道は北八ヶ岳の特徴です。歩行技術を磨くつもりで歩きましょう。
マナーとして渋の湯の旅館利用者以外は玄関先などで出発の準備をしないでください。

コース内の山小屋
黒百合ヒュッテ(山)、白駒荘(山)、青苔荘(山)、高見石小屋(山)
(旅は旅館及びロッヂ、麓は車が入る山小屋、山は山小屋)

ステップ0 ステップ1 ステップ2 ステップ3

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