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2−B 天狗岳登頂と北八ヶ岳周遊
稲子湯−みどり池−本沢温泉−夏沢峠−天狗岳−唐沢鉱泉−渋の湯
参考歩行時間 標準日程
約9時間10分 1泊2日または2泊3日
最大標高差 登山適期
  約1,100m(稲子湯〜天狗岳)   6月〜10月

コースの特徴
標高差のあるコースで天狗岳を目指す。温泉が入山口・山中・下山口にあり、いで湯めぐりも楽しめる。八ヶ岳の東側から西側に抜ける横断コース。

コースガイド
稲子湯から緩やかに登っていくと、みどり池入口のバス停と駐車場が現れる。林道を所々ショートカットしながら登っていくと屏風橋となり渡った先で左手の林道を進む。しばらく行くとゲートが現れ、ここで左手の山道に入る。トロッコ軌道跡を横切りながら登っていくと水場とベンチがあり、もうひと登りすればしらびそ小屋のあるみどり池に到着する。小屋を後にトロッコ軌道跡を5分ほど行くと中山峠への分岐が現れここを本沢温泉へと向かう。しばらく傾斜の緩やかな道が続くが、やがて登りとなり尾根を乗越えてゆく。下りきった所で林道が現れ、ここを右に10分ほど行けば本沢温泉に到着する。ここから夏沢峠までは標高差300m強、約1時間の登りとなる。樹林に続くつづら折れの道を登っていくと、やまびこ荘とヒュッテ夏沢の建つ夏沢峠に到着する。この2軒の山小屋の間を通り天狗岳へと向かう。再び樹林の中を登っていくと、傾斜の緩やかな箕冠山の頂稜となり、やがてT字路が現れる。左はオーレン小屋への道で、天狗岳へは右手の道を行く。分岐から少し行くと樹林帯から高山帯に変わり、登山道は白い砂礫地に続くようになる。左下には根石山荘が見える。根石岳を越え天狗岳との鞍部に下る。本沢温泉への道を右に見送り天狗岳へ登り返す。東天狗岳山頂付近は、東側が切れ落ち緊張する所だが要所には鎖が設置されている。ここを慎重に通過すれば待望の東天狗岳山頂に到着する。八ヶ岳連峰のほぼ中央に位置する天狗岳からの展望は素晴らしく、南北八ヶ岳の山並みを始め、中部山岳の山々や富士山までも望むことが出来る。また、東側の下方にはみどり池が小さく見え登った高度を実感することができる。展望を満喫したら西天狗岳に向かう。ハイマツに囲まれた小広い山頂の西天狗岳には訪れる人が少なく、大休止するならばこちらの山頂のほうが静かで落ち着ける。山頂からは西尾根を下り、標高差約800m下の唐沢鉱泉を目指す。急な岩塊の道を下っていくと樹林帯の道に変わり少し登り返すと第2展望台で、さらにひと登りして再び下りとなる。樹林帯に続く尾根道だが所々岩場があるので注意が必要。第1展望台を過ぎ、さらに下っていくと唐沢鉱泉への分岐が現れる。下山行程の約3分の2の地点だが、この先にも滑りやすい岩場があるので気を抜かないように下る。唐沢に架かるしゃくなげ橋を渡れば唐沢鉱泉に到着する。ここでタクシーを呼ぶこともできるが路線バスを利用する場合は、八方台の尾根を乗越して渋の湯まで行く。

コースマップ

アドバイス
稲子湯、本沢温泉、唐沢鉱泉、渋の湯は日帰り入浴可。
天狗岳付近は非常に強い風が吹くことがあり急激な体温の低下に注意が必要です。
天狗岳西尾根の道は岩場や木の根の張り出しが多くスリップや転倒に注意が必要です。下山に備えて体力を温存し集中力も切らさないことも重要になります。
根石山荘付近はコマクサの群生地で7月に見頃を迎える。
天狗岳から中山峠へと下り、みどり池経由で稲子湯に戻る周遊コースも可能。

コース内の山小屋
しらびそ小屋(山)、本沢温泉(山)、やまびこ荘(山)、ヒュッテ夏沢(山)、根石山荘(山)、唐沢鉱泉(旅)
(旅は旅館及びロッヂ、麓は車が入る山小屋、山は山小屋)

ステップ0 ステップ1 ステップ2 ステップ3

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