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2−E 権現岳登頂
観音平−押手川−編笠山−青年小屋−権現岳−青年小屋−押手川−観音平
参考歩行時間 標準日程
約8時間20分 1泊2日または2泊3日
最大標高差 登山適期
  約1,200m(観音平〜権現岳)   6月〜10月

コースの特徴
長い登りでのペース配分や権現岳の高度感ある鎖場などを経験するコース。観音平から編笠山までは標高差1,000m。権現岳からの眺望は特に素晴らしい。

コースガイド
観音平駐車場からカラマツの林に続く道を緩やかに登っていくと、グリーンロッジや三味線滝への道を分ける。傾斜は増してくるが歩きやすい道が続きやがて休憩にちょうど良い雲海に到着する。観音平からここまでの標高差は約300mである。押手川までの標高差は約250mありシラビソ主体の幅広の尾根道を登っていく。押手川で青年小屋への巻き道を分け標高差約450mの編笠山山頂へ向かう。苔むす原生林に続く道はやがて岩塊の道へと変わり山頂が近くなるほど傾斜はさらに増してくる。厳しい急登だがゆっくりでも歩行ペースを維持して休み休みにならないように山頂を目指す。編笠山山頂に立てば、はるか下方にスタート地点の観音平が見え標高差1,000mを登りきった満足感が得られる。また、釜無川を隔てた南アルプスの雄大な山並みも望める。青年小屋へは南八ヶ岳の山々を正面に見ながら岩塊の道を下っていく。青年小屋の建つ乙女平で押手川からの巻き道と西岳からの道を合わせ権現岳に向かう。樹林帯の急坂をひと登りすると視界の開けるノロシ場に到着する。ここは昔、武田信玄公の狼煙台があったと言われ、甲府盆地を一望することができる。この辺りから高山帯となり、西ギボシ、ギボシ、権現岳にかけて高山植物が多く見られるようになる。しかし、登山道は急な岩場につけられており、特にギボシの岩峰の南面をトラバースする鎖場は足元が不安定の上、高度感もあるので細心の注意が必要となる。ギボシを抜け権現小屋に到着すれば緊張からひとまず開放される。権現岳山頂まではあと1分程である。権現岳山頂付近は東西北面が切れ落ちているので風の強い時はバランスを崩さないように注意したい。権現岳からの展望は超一級でキレット越しの赤岳の雄姿は素晴らしく、南・中央・北アルプスの大パノラマも楽しめる青年小屋までは往路を戻る。下りの鎖場通過は登りよりも危険なので慎重に下る。青年小屋からは巻き道を利用して押手川へ下り、押手川から観音平までは往路を戻る。

コースマップ

アドバイス
天候や体調が不良の時は、押手川より巻き道で青年小屋に向かう。
高度感ある鎖場の通過があるので青年小屋へ宿泊者する方は、不要な荷物を預かってもらい軽荷で権現岳を往復しても良い。
青年小屋から静かな西岳の往復を加えるのも良い。

コース内の山小屋
青年小屋(山)、権現小屋(山)
(旅は旅館及びロッヂ、麓は車が入る山小屋、山は山小屋)

ステップ0 ステップ1 ステップ2 ステップ3

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