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3−A 八ヶ岳連峰の最高峰・赤岳に登頂
美濃戸口−美濃戸−行者小屋−地蔵ノ頭−赤岳−中岳のコル−阿弥陀岳−行者小屋−美濃戸−美濃戸口
参考歩行時間 標準日程
約10時間 1泊2日または2泊3日
最大標高差 登山適期
  約1,400m(美濃戸口〜赤岳)   6月〜10月上旬

コースの特徴
鎖や梯子が連続する高度感のある岩稜を歩き、八ヶ岳最高峰の赤岳に登頂するコース。

コースガイド
バス停や美濃戸高原ロッヂ、八ヶ岳山荘のある美濃戸口から林道歩きで美濃戸へ登って行く。美濃戸には三軒の山小屋が建ち、駐車場のある、やまのこ村と赤岳山荘の前を通り、三軒目の美濃戸山荘の先で林道と分かれ南沢コースに入り、沢音が響く森の中を進む。沢沿いの道、つづら折れの道を交互に繰り返しながら登って行くと、大同心の岩峰を始めとする横岳西壁が望める明るく開けた白河原に抜け出る。河原状の道や樹林の道を緩やかに登って行くとやがて行者小屋へ到着する。ここから見る赤岳は高く迫り上がり、素晴らしい景観が楽しめる。標高差約500mの赤岳山頂へは地蔵尾根コースで向かう。行者小屋から僅かに赤岳鉱泉方向に行くと地蔵尾根の分岐があり、ここを右に折れ樹林の中を登って行く。森林限界に達する辺りから傾斜が強まり、転落すれば大事故につながる岩場の多い尾根道となるが、要所には鎖や梯子などが設けられ、これらを手助けに高度を上げて行く。地蔵ノ頭で縦走路と合流し、赤岳方面に5分ほど行けば赤岳天望荘がある。一息つき、気を入れなおして赤岳に向かう。西側は切れ落ちているので、あまり右に寄らないようにして岩屑の道をジグザグに登って行く。山頂に近づくにつれ稜線は狭まり鎖場も現れる。早まる気持ちを抑えて慎重に登れば絶景が広がる赤岳北峰山頂に到着する。最高点は少し先の赤岳神社の祠がある南峰だが、北峰には赤岳頂上小屋が建ち平坦な場所もあるので大休止に向いている。南峰からの展望も素晴らしく北峰では見えなかった権現岳方面が望める。南峰からの下りは鎖と梯子が連続する岩場で、竜頭峰手前でキレット方面への縦走路を分け、阿弥陀岳方面に向かう。再びキレット方面への巻道が現れると危険な岩場も終わり岩屑の道になる。少し下ると行者小屋への文三郎道を分け、つづら折れの道をさらに下り、鞍部から中岳へ登り返す。中岳付近も眺めがよく阿弥陀岳を正面に見ながらの稜線歩きは気持ち良い。中岳と阿弥陀岳との鞍部(中岳のコル)まで下り、ここから阿弥陀岳を往復する。山頂への道は非常に急峻で、転落や滑落、落石にも十分注意したい。登りついた阿弥陀岳山頂は広々としており、硫黄岳から権現岳まで続く荒々しい南八ヶ岳主稜線を見渡すことができる。山頂を後に中岳のコルへと戻るが、鎖や梯子がつけられた岩場よりも危険な下りで、登り以上の慎重さが必要になる。中岳のコルからは中岳道で行者小屋に下る。阿弥陀岳の山腹を巻くように下っていくと針葉樹林帯の急坂となり、やがて傾斜も緩み、文三郎道と合流すれば程なく行者小屋に到着する。赤岳や阿弥陀岳をいつまでも眺めていたいところだが行者小屋を後に美濃戸口に向け往路を戻る。

コースマップ

アドバイス
鎖や梯子等は、あくまでも登山の補助として設置されたものです。安全を確認して利用するように。
地蔵尾根には休憩に適した場所がありません。やむなく休憩する場合は他の登山者の妨げにならないようにし、また落石にも細心の注意が必要です。

コース内の山小屋
美濃戸高原ロッヂ(旅)、八ヶ岳山荘(麓)、やまのこ村(麓)、赤岳山荘(麓)、美濃戸山荘(麓)、行者小屋(山)、赤岳天望荘(山)、赤岳頂上小屋(山)
(旅は旅館及びロッヂ、麓は車が入る山小屋、山は山小屋)

ステップ0 ステップ1 ステップ2 ステップ3

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