※講師・日程はやむを得ない事情により変更になる場合があります

スケジュール

日 時
7月28日(金)~30日(日)
会 場
無藝荘、蓼科高原会館
参加料
各講座共500円(ソフトドリンク付)
お問合わせ
蓼科観光協会 Tel.0266-67-2222
※講座会場の無藝荘は狭いので混雑も予想されます。参加人数が多数の場合は事前予約の方を優先し
 て対応させていただきます。予めご了解ください。

7月28日(金)

9:45~ オープニングセレモニー
10:00~11:00 無藝荘火代談義-小津安二郎・人と仕事
講師:山内静夫さん、長井秀行さん
小津が裃を脱いで寛ぐ傍にいつも居たのは小津組プロデューサーとして公私ともども長い時を一緒に過ごした山内静夫さんと、小津の甥である長井秀行さんであろう。そのお二人に未だ知られざる小津の人となり、仕事ぶりをたっぷりと語っていただく。小津が間違いなく心を解き放ったであろう蓼科の日々、心の垣根を取り払って交流があった映画界の人物伝。若き小津が出会った夭折の天才監督・山中貞雄との友情もその一つである。
13:00~14:00 絵コンテと撮影現場-小津安二郎の場合
講師:兼松熈太郎さん、宮本明子さん
人物配置、撮影順序などが精密に記され色分けされた小津組の絵コンテは、それ自体が美しいデザインとして知られる。会場では、現存する絵コンテや映画の一部をスライド映写しながら撮影当時や撮影方法を振り返る。小津組で『彼岸花』をはじめ『お早よう』、『秋日和』の三作品に撮影助手として携わった兼松監督に聴く。
16:00~17:00 父、笠 智衆を語る-蓼科の思い出
講師:川西成子さん
小津映画には絶対欠かせない俳優である笠智衆は、小津と野田が仕事の場を蓼科に移してから折に触れて足を運ぶようになった。さらに、二人の強い勧めもあってついには自分の山荘を持つことになる。そして亡くなるまでの30年以上蓼科に通い続け静謐な自然をこよなく愛した。その生活ぶりや散歩姿を見かけた地元の人は今でも多い。そんな俳優を父として接してきた川西さんが父の思い出、蓼科の思い出を語る。
17:00~ 懇親会
会場:無藝荘、会費:2,000円
19:00~ 映画上映会「彼岸花」
会場:蓼科高原会館、18:30開場、入場無料

©松竹株式会社
監督:小津安二郎、脚本:野田高梧、小津安二郎
出演:佐分利信、有馬稲子、山本富士子、久我美子、田中絹代、佐田啓二
配給:松竹 時間:118分
親交深かった作家・里見弴の原作を野田高梧と共同で脚色した小津監督の初のカラー作品。大映から山本富士子を招き、小津ごのみの装いや小物など小津の色彩を鮮やかに映し出した。

7月29日(土)

9:30~10:30 四人の巨匠と女性
講師:スザンネ・シェアマンさん
映画制作の初期段階で、まず主人公が男性か女性かという決定が為されます。そこから作品のジャンルや雰囲気、観客層までも決まるのです。小津安二郎はじめ黒澤、成瀬、溝口による女性を主人公にした作品を分析していきます。ヒロインの選択からその描き方、演出方法さらには「女性映画」という用語について一緒に考えたいと思います。
11:00~12:00 パリの小津安二郎たち
講師:杉原賢彦さん
小津安二郎監督の影響はフランスでこそ色濃い。たとえばアブデラティフ・ケシシュの『アデル、ブルーは熱い色』(2013年カンヌ映画祭で最高賞のパルム・ドール賞受賞)では小津さん的な色彩の配置が行われている。小津監督を巡る最近のフランス映画事情を紹介する。
13:00~14:00 斎藤高順の仕事-小津安二郎との幸福な出会い
講師:斎藤民夫さん、柏木隆雄さん
航空自衛隊や警視庁音楽隊長の経歴を持つ斎藤高順は小津映画でもなくてはならない人物であった。小津との出会いは「東京物語」。“画面が悲しくても、いつもお天気のいい音楽であって欲しい”と考える小津と斎藤の音楽性が見事に合致して、以後、「サセレシア」「小津調ポルカ」などの音楽が誕生していく。語られることが少なかった小津映画の音楽について、サイトウ・メモリアルアンサンブルの演奏映像を交えながら所縁の深いお二人の話を伺う。
15:00~16:00 小津安二郎●美の系譜-北川靖記が残した世界
講師:北川景貴さん
小津の本物志向はよく知られているところである。撮影セットの背景に掲げられた美の世界。それらは日本画壇の大御所、梅原龍三郎、山口蓬春、東山魁夷、橋本明治らの実物画である。そこに一人の美術商の存在がある。小津から全幅の信頼を得て、小津の美意識を支えていた北川靖記である。叔父である北川氏の精神を引き継ぎ“小津ごのみ”の世界を探求している北川景貴氏が小津映画の劇中に使用されていた品々を紹介しつつ小津の美意識に分け入る。

7月30日(日)

9:30~ ガイド付きで歩く「小津の散歩道」
雨天決行、参加費無料、無藝荘集合
小津が歩いた蓼科を散策。往復約2時間の未舗装路の林間コースです。道は整備されており決して無理なコースではありませんが、やや急な登り道もあります。履きなれた靴でご参加ください。日除けの帽子や水分補給の準備もお願いいたします。
「小津安二郎記念・蓼科高原映画祭」実行委員会事務局
〒391-8501 長野県茅野市塚原2-6-1 茅野市役所観光課内 TEL.0266-72-2101 FAX.0266-72-5833